どーも、たーにーです。
先日、「ケンタッキー・フライドチキン」で食事をしてきました。
ケンタッキーフライドチキンというと日本でもなじみ深い同じファーストフード店ですが、日本とタイではメニューや値段、味なども違ってタイに住んでいる人たちではなく観光客にもとても人気の食事場所となっています。
今回の記事では、タイのケンタッキーの値段やメニューについて書いていきます。
タイのケンタッキーフライドチキン
タイ人はケンタッキーフライドチキンの事を「ケー・エフ・シー(KFC)」と呼びます。これは、日本人がマクドナルドの事をマクドとかマックとか略称しているような感じではなく、名前そのものがKFCで広まっています。
ケンタッキーフライドチキンの公式CMでも「KFC」と言っているので、正式名を知らないタイ人も多いかもしれませんね。
ということで、ここからは「KFC」で統一します。
タイ人は牛肉を食べない!?
タイ人には牛肉を食べないという人がたくさんいます。食べない理由は人それぞれで違いますが、そのなかでも特に多い理由を3つほど紹介します。
1.家族が食べないから
牛肉を食べない理由の一つとして、家族が食べないからという理由が多くあります。好き嫌いや宗教的な理由ではなく食べ親しんでないからわざわざ食べたいとも思わないし食べようともしません。
牛肉を食べるという選択肢がそもそも思い浮かばないようです。
2.美味しくないから
では、なぜその家族は牛肉を食べないのかという理由に繋がってくるのがタイの牛肉が美味しくないという問題があります。
タイは牛肉の飼育技術がそれほど発達していないので、タイ産の牛肉は正直言ってあまりおいしくないです。もちろん、日本やオーストラリアから輸入された牛肉であれば美味しいのですがタイの一般家庭の方が食べるにはすこし値段が高すぎます。
そういった背景もあり「牛肉=おいしくない」という思いを持っているタイ人が多いのです。
3.可哀そうだから
タイの田舎の方に行くと、まだまだ農業で牛の力を借りている場所があり食べ物というより自分たちの仕事を手伝ってくれて共に同じ時間を過ごした家族と考える人たちもいます。
日本で犬を食べたりする分かはありませんが、お隣の韓国では未だに犬を食べるという人もいるように、そのもの自体の味がどうであっても、育った環境などで食べる食べないの考え方が変わってくるんですね。
このような、タイ人が牛肉をあまり食べないという背景もあり、タイでは鶏が多く流通しています。
KFCの話から少しそれてしまいましたが、何を伝えたいかと言うとタイという国とKFCは相性がいいという事です(笑)
タイ「KFC」のメニューと値段
さて、そういった背景を踏まえてメニューと値段を紹介していきます。
結論から言うとタイのKFCの方が安いです。

一番わかりやすいのがこちらのメニューでしょうか。
THE BOX SIGNATURE(149バーツ)
・フライドチキン(2ピース)
・ウィングチキン(2ピース)
・エッグタルト
・ポテト
・ドリンクバー
これだけたくさんついて149バーツです。バーツ高といわれている今でも約530円程度。
日本のKFCはオリジナルチキンボックスが
・オリジナルチキン(2ピース)
・骨なしケンタッキー
・ミニアップルパイ
・ポテトS
・ドリンクM
という内容なのでほぼ同格の商品です。値段が990円でタイのKFCはドリンクが何杯も飲める事を考えると値段はほぼ2倍違うと言えます。
また、アップルパイではなくエッグタルトなのも特徴的ですね。こちらも後ほどレポートします。
そして、個人的に一番衝撃的で分かりやすいメニューの違いはご飯ものがあることです。メニューの画像だと上段の左側から2番目ですね
スパイシーチキン丼が59バーツです。ドリンクの飲み放題をつけても77バーツでとても安いです。
※地域や店舗によって若干値段は違う。
タイ「KFC」の味をレポート
実際に上記の2つのメニューを注文して食べてみました。
紙コップを渡されるので、ドリンクはこちらのドリンク製造マシーンからセルフで入れます。
ご飯を食べ終わったタイ人が、帰る前にドリンクを最後に一杯入れて持って帰っていました。紙コップなのでそういった使い方もできるんだなぁと感心しました。
ケチャップなどもセルフになります。トマトケチャップとチリソースの2種類があり、近くに白色の丸いプラスチックが用意されているのでそちらに入れるようになります。
フォークやスプーンもこちらに用意されているのでセルフで持っていきます。

THE BOX SIGNATURE(149バーツ)
画像には映っていませんが、これに飲み放題のドリンクもついています。
さて、大変申し訳ないことにそれぞれの食べ物を単体で撮った写真がありません。想像力を膨らましながら読み進めていただければ幸いです。
フライドチキン(Fried Chicken)
少し伝わりづらいかもしれませんが、まず日本のチキのサイズに比べると少し大きいですね。衣も日本に比べると少しゴツゴツしてるというか大胆な感じがします。
味はどことなくスパイシーな風味が広がり、お肉はめちゃくちゃ柔らかくてジューシー。程よく舌を刺激するスパイシーさは日本ではない味付けです。
衣に味付けしているのか、チキン自体になじませているのか分かりませんが日本人にも程よい辛さです。
ウィングチキン(WingZ Zabb)
フライドキチン同様、衣は大胆でサックサク。もちろんお肉もジューシーで美味しい。先ほどのチキンとは違ってこちらのチキンにはがっつり味付けがついています。
舌がピリピリするくらい辛いけどしっかり旨味もあって、息をスーハースーハーさせながらついつい食べ進めてしまう。
ポテト(French Fries)
日本のポテトは大きいサイズだがタイKFCのポテトは細身のタイプでちょうどマクドナルドのポテトのサイズと同じくらい。しっかり塩もかかっていて美味しい。
日本ではマクドナルドもKFCもポテトに関してはアメリカで生産、加工されたものを冷凍で輸入しているみたいなので、同じようなものを使っているんじゃないかなと思います。
エッグタルト(Egg Tart)
これは日本にはないメニューですね。外の生地部分はめちゃくちゃサックサクでパリパリ崩れ落ちる感じなのに中身はトロッと甘いジュクジュクプリンみたいな液体が流れ込んできます。
個人的には日本KFCのメニューのビスケット超えです。
ペプシ
国によってコーラの味が違うという話を聞いたことがある人も多いと思いますが、ペプシの味も日本とは違います。細かいことは分かりませんが日本よりも若干甘いです。
好き嫌いは個人差あると思いますが、この甘さがピリ辛のチキンにめちゃくちゃ合います。
タイは飲み物が全体的に甘い飲み物が多いんですが、タイ人が辛い食べ物を日常的に食べているのが関係しているのかもしれませんね。

スパイシーチキン丼(59バーツ)
日本ではお目にかかることのできないチキン丼。ドリンクをつけても300円しない値段で食べれてボリュームもしっかりある商品でタイ人には意外と人気な商品らしい。
味は、結構ガツンと辛さがきます。
ウィングチキンは辛さの中に甘さも感じましたが、こちらは辛さに香草系の風味が追加されてさっぱりした味わいでイサーン料理っぽい感じでした。
日本人はあまり慣れ親しんだ味ではないので、好き嫌いが分かれると思います。
動画
実際に私がタイのKFCに行った時の動画です。
さいごに
以上、タイのKFCについて紹介しました。
KFCは日本人にも慣れ親しんだお店だと思いますが、日本とは値段もメニューも味付けも違うのでタイでの経験としてKFCで食事をするのも楽しめるかと思います。
ぜひ、機会があればタイのKFCで食事をしてみて下さいね!
P.S. KFCの記事を書きながら、マクドナルドを食べるという非道なことをしてしまいました。今後、マクドナルドの記事を書く機会があれば、その時はKFCを食べて埋め合わせ致します。